そんなあなたがずっと好き。

高校1年。


「美佐子〜‼」

と笑顔で私の元へ走ってくるのは、樹。

中2の時は、いかにも興味なさそーな感じだったのに…

今では樹の方が私にベタ惚れ。笑笑

ま、そんな樹が好きなんだ、私は。

「今日、入学式だね…‼」

「そだね、俺ら高校別々になっちゃったな…」

小学校、中学校、高校と一緒に行きたかったのに

私の頭の関係で私は工業系の高校に行くことになって、

樹は私の高校よりもレベルが高い高校に行く。

「樹の高校、可愛い子がいっぱいいるところでしょ⁇」

「そんなこと言うなら、美佐子の高校なんか男の方が多い高校じゃーん‼」

などと話してたらもう時間になった…

「んじゃ、またメールするね」

「わかった!」

それぞれ別々の道へと歩いて行った。