「なんだ、そんなことか……。非番は今日だけじゃないし、気にしなくて良いよ」
安心させようとしてくれているのか。総司は、優しげに笑った。
『ありがとう総司……。昨日巡察だったでしょ?私は良いから休んで?』
「病人が気を使う必要ないよ」
『でも』
申し訳ない。
「わかったよ。休むからそんな顔しないで」
『……そう……じ……。なんで布団の中に入ってきてるのかな?』
私の寝ている布団の中に、何の躊躇もなくさも当たり前のように総司は入ってきた。
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