真琴は、自分の言葉にキャーキャー言っているが、心が真っ白の亜矢乃にはサッパリ、真琴の言葉がわからなかった。


うーん、でもきっと真琴の態度からして、きっと幸せなことのような気がする。


嬉しそうだし。


藤澤くんとなにかを、シたのは間違いないんだけど…それがなんなのか…。


「あれ?あまり驚かないね?もしかして、亜矢乃は大倉くんともうシちゃってた!?」


だからその〝する〟ってなに!!


「う、ううん…シてないよ。えっと、真琴よかったね!」


なんとなく真琴に聞けなくて、なんのことかわからなかったけど、とりあえず自分はなにもしていないことにした。


「うんっ。ホント、わたし幸せっ」


真琴、幸せそう。