「もう、君と仮の関係を辞めようと思う。 ごめんね」 「大地――――...」 優しかった大地。 可愛くて仕方が無かった大地。 いつも私を喜ばせようとする大地。 私に、プレゼントをくれた大地―――... 全部を、私に忘れろって言うの? 全部、全部私の中にこんなにも残って いるのに。 私に見向きもせずに通り過ぎる大地。 「待っ――」と追いかけようとしたら、 大地は、 血を吹いて、 地面に倒れていた。