意味が分からなくて、椿も疑問に思ったが、他愛もない話をしているうちに、だんだんと三味線や琴の音、そして唄が聞こえてくる。

月明かりと、数え切れないくらいたくさんの星の下。

行きゆく殆どの人は、提灯を持って歩いていた。

そんな中、綺麗で美しく、華やかな…

しかしどこか怪しい雰囲気の、島原遊郭。


「ようし、飲むぞおぉー!!!!」


…そこで、近藤に変わって何故か仕切り始める原田。

そんなに酒が好きなのか、かなり機嫌がいいみたいだ。


「今日は僕の食べ物取らないでよ、永倉さん」

「ははっ。それはどうかな」


近藤を通り越して、原田や永倉、藤堂が店の中に入っていく。


「てめぇら先に入るんじゃねえ!」


土方が叱っても効果はないみたいだ。