「ありがとうございます」
沖田が爽やかな笑顔を見せても、おじさんは恐縮したまま、そそくさと店の奥に行った。
「じゃあ、食べましょうか」
「うん。美味しそう」
パクッと、お団子を口に入れる。
季節がもう少しで冬だからか、温かくて食べやすかった。
みたらしのたれの、ほんのり甘い味が、口いっぱいに広がる。
「美味しいね。団子なんて、久し振りだから」
「え?そうなんですか?」
「うん。あんまり食べないのよね…」
食べるとしたら、やっぱりケーキなどの洋菓子が多かった。
「へえ…」
沖田は納得しながら、最後の一個を口に入れる。

