「───はぁ!?」
椿は思わず大きな声を出し、勢いよく立ち上がる。
他の客にとってはいい迷惑だ。
だが、椿にそんな事は関係ない。
…大声で話し続ける。
「何で私が、翔太と恋人にならないといけないわけ⁉」
「あれ、違うんですか?」
椿の剣幕に圧倒されながらも、沖田はそう聞いた。
「違うに決まってるでしょ!自信もって言えるわ」
落ち着きを取り戻し、椿はまた座る。
「そうですか」
どこかホッとしたような表情を見せる沖田。
そこに、
「あ、あのぅ…。お団子、出来ましたえ」
お団子とお茶を持ったおじさんが、ビビりながら二人に近付く。

