ふかふかで温かそうな布団だ。
お嬢様生活だった椿。
布団で寝るのも、かなり久し振りだった。
「ほら。沖田さんも敷いて」
「……」
「もう!敷いてって言ってるでしょ⁉
……。沖田さん?」
「……」
「まさか…」
そっと近寄り、下を向いた沖田の顔を覗き込む。
「……zzZ」
「…やっぱり」
規則正しい寝息をたてながら、沖田は眠っていた。
「もう…。しょうがないわね」
苦笑しながら、自分の布団とは少し離れた所に、もう一つ敷き始める。
「ちゃんと寝ないと、稽古だってはかどらないんだからっ」
「……zzZ」

