土方は、呆れたように声を出す。


「…今日中に、総司の部屋に移れ」

「分かったわ」

「じゃあ椿さん、私が荷物運ぶの手伝います」


早速、沖田は椿の手を取って走り出した。


「わっ…!」


全力すぎて、椿の足がついていかない。


「沖田さん!急に走らないでよ!」

「♪」

「ちょっと!聞いてるの⁉」


全速力で屯所を走り、今まで椿が軟禁していた部屋に到着する。


「はあ、はぁ…。疲れた…」

「はい。椿さんは、これとこれと、あとこれを持って下さい」

「ちょっとー…」


部屋の中にある荷物を渡されたかと思うと、沖田は椿を置き去りにして走り出す。