「私の小姓になってくれませんか?」
「沖田さんは黙って!」
そう言いつつも、一番妥当なのは…と、椿は考える。
隊士は、刀を持たなくてはならない。
女中は出来ない。
もしやっても、美味しくない物を食べてもらう事になるだろう。
だとしたら…小姓か。
でも、土方か沖田に決めなければならない。
ましなのは土方の方な気がするが、そうしたら沖田がうるさくなるだろう。
(面倒なのは嫌だ…)
「…決めた。沖田さんの小姓でいい?」
「え?本当ですか、椿さん!」
目を輝かせる沖田。
「本当よ。宜しくお願いします」
(疲れた…)
嬉々としている沖田に対し、面倒な事が終わったと、安心している椿。

