「女中をするか…?」
土方も、この短い時間で相当悩んだのだろう。
少し間をあけてから、口を開く。
「新選組の、隊士となるか」
…その言葉に、驚かずにはいられなかった。
「ちょ、ちょっと。隊士なんて冗談でしょ?」
「だからお前が決めていいと言っている」
さらに、なら女中になればいいだろうと土方は付け足した。
…でも、椿は…。
「私、料理出来ないわよ?」
「……。…は?」
「家事なんてやった事ないわ」
土方は呆れた顔をする。
椿はお嬢様の身だ。
料理も洗濯も掃除も、全てメイドや執事の翔太がやってくれていたのだ。

