「だから、今からちょうど150年後、2013年11月の平成時代から来たの!どこか遠くに連れてって頼んだら…。この時代に、飛ばされたの」
「…有り得ねぇ。嘘も大概にしろ」
「本当よ!私が言ってた“とうきょ”も、未来にあるの。これから起きる事も、全て分かるわ」
椿は、親に色々勉強させられた。
日本史はもちろん、世界史だって。
「なら、予言してみて下さい」
ずっと黙っていた沖田が、静かに言う。
「予言…?」
「これから、何が起こるのか…。そうでないと、認められませんよ。証拠があるのなら、それも見せて下さい」
椿は少し考え…。
はっと思い付き、自信満々に口を開いた。
「予言ではないけど…。文久3年9月18日。新選組筆頭局長、芹沢鴨を暗殺したのは、あなたたち2人と、山南敬助と、あとは原田左之助よ」
「な…」
土方と沖田は、揃って目を見開く。
…上手く、はぐらかしていたのだ。
芹沢を暗殺したのは、自分達の仕業ではなくしようと。

