「名は何と言う?」

「あんたたちなんかに、名乗りたくなんかないわよ」


ふんっと顔をそらしてやった。


「お前…。俺らをなめてるか?」

「別になめてないけど…」


キッと土方さんを挑戦的に睨みつける。

すると、沖田さんはまた笑った。


「やっぱり、間者なんじゃないですか?だから、名前も名乗れないんでしょう?」

「だから間者じゃないって…」


深く、ため息をつく。

仕方ない。


「…如月椿」

「如月…か。今日はもういい。明日、根掘り葉掘り聞いてやる。総司、小娘を空いてる部屋に連れてけ」

「ちょっ…。あなたね、小娘はないでしょ⁉私、これでも18なのに!」

「どうでもいいだろ。早く行け」

「どうでもいいって…っ」

「まぁまぁ…。行きますよ、椿さん」

「……。分かったわよ」