男は、和服を着て、しっかりと髪を結い上げ…


「翔太……?…何で………」


いつもの、真っ黒なスーツではない。

決して礼儀正しくもない。

…ここに、いるはずもない。

ただ、目は悪意に満ち溢れていた。




目の前にいる男は、紛れもなく、椿の執事である南風翔太だったのだ。





「椿さん!何をやってるんですか!」


いつからかいた沖田の言葉にハッとするが、椿は未だ動けずにいた。

固まる椿を沖田は見やり、急いで駆け寄る。


「ねえ…。どういう事?何で、翔太が…」

「お前は二度…こいつを…」

「翔太!何を言ってるの?どういう事なの⁉ちゃんと、説明し…

……うっ…」


椿をまた目眩が襲い、倒れそうになる。