いいや、そんな事考えてる場合ではない。


「どうしよう…っ。早く止血…」

「──椿さん!二階へ行け!」


遠くから永倉の声が聞こえてくる。


「で、でも平助が!」

「そこは俺に任せろ!うじうじしてたら斬られちまうぞ!」


椿は躊躇う。しかし。


「早く!」


沖田もいるであろう二階へと駆け上がった。

沖田も近藤も、激しい戦闘を繰り広げている。

椿も敵を避けながら進んで行く。

一人の男が、椿の前に立った。


「……」


椿は意を決して、刀を向ける。


「女…?」


その男も驚いたが、椿に刀を向けて斬りかかっていた。