ついに、新選組は池田屋・四国屋に向かった。


「沖田さん…」


どうしようと、椿は心配になる。

外は何故か、夏になったかのように暑い。


「どっちなの?」


…椿は、不安だったのだ。

沖田はこの池田屋事件で、倒れる。

しかし何故倒れたのかは、定かではない…。


この暑さの中、熱中症で倒れるか。

“労咳”という名の病を悪化させて、倒れるか…。


「…椿さん」

「…!」

「顔…真っ青ですよ」


山崎は心配そうに、椿の顔を覗き込む。

椿は、両手で顔を覆った。