「ふ、副長…。一体どんな拷問を…」


さっきから聞こえる枡屋の悲鳴に、隊士達の顔は真っ青だった。


「土方さん、相当手こずってるみたいですね」


沖田も拷問部屋を見つめ、そう呟く。
大分長い時間が経っていた。


「……」


一方椿は、刀をぎゅっと握りしめる。


「椿さん?大丈夫ですか」

「あ、うん。平気」


これから起きる事件を、椿は知っている。

言葉とは裏腹に、心音が大きくなってくのが分かった。

暫くして、ついにガラッと勢いよく扉が開き、汗をぐっしょりとかいた土方が現れる。


「総司。幹部を至急集めろ」