女の人の後ろ姿を見送り…。

さっき男から奪った脇差しを、抜いた。

ギラリと、怪しく光る。

地面に落ちていた葉っぱに、ゆっくりと刃を当ててみた。

スーっと、切れ味よく真っ二つに切れる。


「本物…」


それに驚いてた時だった。


「ちょっと君…。いいですか?」


浅葱色でだんだら模様の羽織の集団…。

新選組に、見つかったのは。


(……最悪)


いや、本当に。

この人、私の腕もう掴んじゃってるし…。

…うん。逃げよう。

腕を捻って、何とか逃れようとした。


「逃がしませんよ?話、詳しく聞かせてもらいますね」

「…私に何を話せって言うんですか」