── ─── ──── 「紅椿…。宜しく」 ゆっくりと抜かれた刀は、太陽の光に反射して、ギラリと光る。 「これで、私は人を…」 自分も相手も、殺らなければ、殺られる時代だ。 「でもこれしか方法は…ない」 そう。 自分を守る覚悟。 仲間を守る覚悟。 そして──。 人を斬る、という覚悟を、この少女はしたのだ。 チリン… 「え?」 椿は、ゆっくりと縁側の方に視線を移動させる。