「うーん…」
沖田は屯所の資料室で、色々とあさっていた。
「……柏原伊吹…」
そう読み進めていくうちに、一つの情報にたどり着く。
「……」
その時。
カラッと、襖が開いた。
資料室は山崎もよく使ってるから、特に気にしなくていいと思ってた。
…しかし。
そこに立っていた人物を見て、沖田は目を丸くする。
「伊吹さん?どうしてここに…」
「……!」
伊吹は沖田の姿を見た途端に、素早く踵を返して去っていった。
「……そろそろ動きそうですね」
沖田の呟く声だけが、その部屋に響いた。
見ていた資料を元に戻して、沖田もその場を去っていった。

