「土方さん達、勘違いしてるんじゃないの?」
「何をです?」
「うわっ…」
気付いたら真後ろに沖田がいて、椿は飛び上がる。
「びっくりしすぎですよ」
沖田はクスクスと笑いながら、その場に座った。
「ちょっと。そこ廊下!部屋に入って!」
「今日は朝から稽古で疲れたんですよ…」
「だからって…!…もう…」
椿は仕方ないといった感じで、沖田の隣にしゃがみ込む。
「稽古、どうだったの?」
「全勝です。まあ隊長だから、当たり前ですけど」
沖田は得意げに笑い、息をついた。
「伊吹さん、よく椿さんの所に来るらしいですね」
「うん。今日は、稽古をしてほしいって」
「……ふうん…」
そう言った沖田は、いきなり立ち上がる。

