天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

天皇は満面に笑みを浮かべ、満足げに民衆を眺めた。




時宮と光宮の二人は、凛と顔を上げたまま、歓喜に湧く天の民たちを見つめる。





「我が民よ……。


皆がそのように歓喜を惜しまぬこと、予は喜ばしく見ている」




天皇の言葉に、人々は更に昂奮を深める。



「この二人の婚約は、予にとっての長年の望みであった。


それがこうして叶って、今、言葉も出ないほど喜ばしい…」




天皇の声も感極まったように掠れる。



その目尻にも、涙が滲んでいた。




「皆、この素晴らしき記念の日を、予と共に、存分に祝ってくれ」




天の民たちは、拍手と喝采で天皇の勅言に応える。




「我らが創世神よ!!


この天国に住まう天の一族に、永久なる祝福を!!」