繊細な音を立てる玉簾の奥から、優美な白絹の衣装を纏った一人の皇女(ひめみこ)が現れた。
天庭に流れ出した、か細くも美しく澄んだ歌声は、この皇女のものである。
玉簾の前で立ち止まったあと、顔を少し仰向かせ、小さく口を開いて歌っている。
まるで、集った人々の頭上に満ちる鈴の音を眺めるように。
「光宮さま!!」
「光宮さまだ!!!」
天庭のそこここから、歓喜の声が上がる。
「とうとう御姿をお現し下すった!!」
陶然とした表情で、両の瞳から涙を止め処なく流す者もいる。
「ああ、なんと神々しい…!!」
「眼が洗われるようじゃ…」
「ありがたや、ありがたや…」
手を合わせ、涙を拭うことも忘れて頭を垂れる老人たち。
「ーーーああ、光宮さま!!!」
天の民たちの歓喜の声と鳴り止まない鈴の音は、もはや稲妻のように天宮を揺らす。
天皇も、狂喜に沸き返る人々を満足気に眺めた。
天皇に手招きされ、皇女はすこし目元を微笑ませる。
歌いながら天庭の中央に足を運んだ。
近づいてきた皇女の肩を、天皇が優しく抱き寄せる。
天庭に流れ出した、か細くも美しく澄んだ歌声は、この皇女のものである。
玉簾の前で立ち止まったあと、顔を少し仰向かせ、小さく口を開いて歌っている。
まるで、集った人々の頭上に満ちる鈴の音を眺めるように。
「光宮さま!!」
「光宮さまだ!!!」
天庭のそこここから、歓喜の声が上がる。
「とうとう御姿をお現し下すった!!」
陶然とした表情で、両の瞳から涙を止め処なく流す者もいる。
「ああ、なんと神々しい…!!」
「眼が洗われるようじゃ…」
「ありがたや、ありがたや…」
手を合わせ、涙を拭うことも忘れて頭を垂れる老人たち。
「ーーーああ、光宮さま!!!」
天の民たちの歓喜の声と鳴り止まない鈴の音は、もはや稲妻のように天宮を揺らす。
天皇も、狂喜に沸き返る人々を満足気に眺めた。
天皇に手招きされ、皇女はすこし目元を微笑ませる。
歌いながら天庭の中央に足を運んだ。
近づいてきた皇女の肩を、天皇が優しく抱き寄せる。



