ココ・リフォーは、手近な鮮魚店に足を踏み入れ、声をかけた。
「すみません、ちょっとお伺いしたいことがあるのですが」
「へい、なんだい?」
店主は、珍客に驚いたように目を剥いた。
「なんだい、兄さん?
ずいぶん珍しい格好してるな」
頭から足首までを覆い隠す重たげな外套を纏ったココ・リフォーの全身を、店主が上から下までじろじろ見た。
「人探しの旅をしていましてね。
ずいぶん遠方から来たものですから」
「そうかい。ご苦労なこって。
で、聞きたいことってのは、その探してる人のことかい」
ココ・リフォーが頷く。
「ええ。昔馴染みなんですが。
ちょっと連絡が途絶えてしまって……いま、どこにいるのか分からないんですよ。
毛髪のない男と、子ども二人の、三人連れなんですが……。
この辺りで見かけませんか」
「おおっ!?
そりゃ、もしかしてウチューたちのことか?」
「ああ……そうです、そうです。
よかった、ご存知なんですね?
いま、どこにいるか分かりますか?」
「ああ、この大通りを抜けた町外れで食堂をやってるよ。
そろそろ開店のころだろうから、今なら店にいると思うが」
「すみません、ちょっとお伺いしたいことがあるのですが」
「へい、なんだい?」
店主は、珍客に驚いたように目を剥いた。
「なんだい、兄さん?
ずいぶん珍しい格好してるな」
頭から足首までを覆い隠す重たげな外套を纏ったココ・リフォーの全身を、店主が上から下までじろじろ見た。
「人探しの旅をしていましてね。
ずいぶん遠方から来たものですから」
「そうかい。ご苦労なこって。
で、聞きたいことってのは、その探してる人のことかい」
ココ・リフォーが頷く。
「ええ。昔馴染みなんですが。
ちょっと連絡が途絶えてしまって……いま、どこにいるのか分からないんですよ。
毛髪のない男と、子ども二人の、三人連れなんですが……。
この辺りで見かけませんか」
「おおっ!?
そりゃ、もしかしてウチューたちのことか?」
「ああ……そうです、そうです。
よかった、ご存知なんですね?
いま、どこにいるか分かりますか?」
「ああ、この大通りを抜けた町外れで食堂をやってるよ。
そろそろ開店のころだろうから、今なら店にいると思うが」



