帰り道をゆっくり並んで歩く三人の頭上に、一羽の小鳥が飛んできた。
まだぎこちなくあどけない鳴き声を聞き、チキュが「あっ、赤ちゃん鳥だ! 」と目を輝かせる。
「へったくそな鳴き方! かわいいなぁ」
嬉しそうに小鳥を目で追うチキュに、セカイが答える。
「赤ちゃん鳥が鳴くなんて、もうすっかり春だね」
「そうだなあ」
チキュはそう言って微笑んだ。
今度は、側に佇む樹に関心を移す。
「あっ、リウマの実が成ってるぞ!」
春の果実が緑の葉の間に実をつけているのを見つけて、早速するすると樹に登りはじめた。
少しはらはらしながら真下で待っているセカイに、摘んだ果実をぽいぽいと落としていく。
セカイの腕の中は、すぐに真っ赤に熟れた果実でいっぱいになった。
まだぎこちなくあどけない鳴き声を聞き、チキュが「あっ、赤ちゃん鳥だ! 」と目を輝かせる。
「へったくそな鳴き方! かわいいなぁ」
嬉しそうに小鳥を目で追うチキュに、セカイが答える。
「赤ちゃん鳥が鳴くなんて、もうすっかり春だね」
「そうだなあ」
チキュはそう言って微笑んだ。
今度は、側に佇む樹に関心を移す。
「あっ、リウマの実が成ってるぞ!」
春の果実が緑の葉の間に実をつけているのを見つけて、早速するすると樹に登りはじめた。
少しはらはらしながら真下で待っているセカイに、摘んだ果実をぽいぽいと落としていく。
セカイの腕の中は、すぐに真っ赤に熟れた果実でいっぱいになった。



