天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether









三人は数種類の葉野菜や根野菜を買い、その後に肉や魚や果物も買い込み、やっと帰路についた。



もちろん全ての店でおすすめ商品を味見させてもらったチキュは、膨れ上がった腹をさすりながら叫ぶ。



「あーっ、もう満腹だー、オレ!


このままじゃ苦しくて働けねーよー。

なあウチュー、帰ったらちょっと寝ていいか!?」



それを聞いたウチューは、さすがに呆れ顔を隠せない。



「仕方ないやつだなー、ほんとに。

どんだけ自由なんだよ…。


日が落ちたら開店だぞ。

何がなんでも起こすからな!」



「もちろんだよっ。

今日はカエナんちの家族が来るんだあら、絶対起こしてくれよ!?」



「……そんなこと言って、すんなり起きたことなんかないくせに…」




セカイのごもっともな呟きを聞くと、チキュは「むむ。ぐ」と言葉に詰まった。



根が素直なので正論には弱いのだ。