天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

そのように、ルルティアというのはあらゆる流れ者たちを寛大に受け入れて来た土地である。


だから、この大通りで売られている物も、もちろん《平原の民》が農耕によって育てた作物ーーーつまり野菜や果物ーーーだけではない。




地国南東部のカルフィ半島の海岸に住む《南の海の民》が獲った海魚。


地国中央部のアマラマ山の《山の民》や、その麓の森林地帯で狩猟・採集を行って暮らしている《森の民》が集めた珍しい植物の葉や木の実、そして水源の清冽な水を用いた酒など。


また、アマラマ山の南西部にあるハーミル高原で放牧生活を営む《高原の民》と取り引きした動物の肉。




その他にも、様々な土地からの特産物が見られた。




それで、多民族料理を提供するウチューたちの食堂も、食材の仕入れに困ることはないのだ。