天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

目的を達成した以上、長居は無用だ。



配下を連れ、タツノはすぐに移動の準備を始めた。




天国までの道は遠い。







チキュの身体は兵たちには触れさせず、大事そうに自ら抱え上げた。







男たちの腰に佩いた剣が、がちゃがちゃと金属音を立てる。





タツノの高い肩に担ぎ上げられたチキュの身体は、彼の動きに合わせてふらふらと揺れた。




広い背中に垂れた腕を伝い、指先から垂れた赤い雫が、暗い道に点々と落ちる。