「いただきまーす!」
手を合わせ、大声で挨拶をしたチキュは、口いっぱいに料理を頬張った。
「うんっ、うまい!
やっぱりウチューの料理は絶品だな!」
顔中を綻ばせて言う。
食卓に並んでいるのは、質素でありながらも、ほかほかと湯気の立ち上る色鮮やかな料理だ。
炊きたての穀物と、前日の残り物の野菜と鳥胸肉の甘辛い炒めもの。
秘伝の出汁で朝から煮込んで最後に溶き卵を流した、七色の豆のスープ。
朝方おすそわけしてもらった根野菜をさっと茹でて、塩と刻んだ香草をかけたサラダ。
そして、カエナのお母さんのパン。
「うまいに決まってるだろ?
俺は、地国中の味を吸収してきたんだからな」
ウチューが自慢気に言う。
それを聞いて、チキュは口いっぱいに頬張りながら尋ねる。
「なぁなぁ、ウチューってさ。
俺らを育て始める前から、色んな所を旅して回ってたんだよな?」
「…あ? まあ、そうだな」
突然問われて、ウチューは目を丸くする。
「何でそんなに旅ばっかりしてんだ?」
「……え? ……うーん。
まあ、なんだろうな。
別に理由はないけど……。
まあ、そういう性格、ってことにしといてくれ」
ウチューの返事は何故か歯切れが悪く、チキュは「ふーん?」と訝し気だ。
手を合わせ、大声で挨拶をしたチキュは、口いっぱいに料理を頬張った。
「うんっ、うまい!
やっぱりウチューの料理は絶品だな!」
顔中を綻ばせて言う。
食卓に並んでいるのは、質素でありながらも、ほかほかと湯気の立ち上る色鮮やかな料理だ。
炊きたての穀物と、前日の残り物の野菜と鳥胸肉の甘辛い炒めもの。
秘伝の出汁で朝から煮込んで最後に溶き卵を流した、七色の豆のスープ。
朝方おすそわけしてもらった根野菜をさっと茹でて、塩と刻んだ香草をかけたサラダ。
そして、カエナのお母さんのパン。
「うまいに決まってるだろ?
俺は、地国中の味を吸収してきたんだからな」
ウチューが自慢気に言う。
それを聞いて、チキュは口いっぱいに頬張りながら尋ねる。
「なぁなぁ、ウチューってさ。
俺らを育て始める前から、色んな所を旅して回ってたんだよな?」
「…あ? まあ、そうだな」
突然問われて、ウチューは目を丸くする。
「何でそんなに旅ばっかりしてんだ?」
「……え? ……うーん。
まあ、なんだろうな。
別に理由はないけど……。
まあ、そういう性格、ってことにしといてくれ」
ウチューの返事は何故か歯切れが悪く、チキュは「ふーん?」と訝し気だ。



