(………いや、しかし。
ソガノ家がこの少女を手元に置くとなればーーー居所が知れている分、今迄よりは手に入れる機会も増えるはずだ)
多少楽観的に過ぎる希望的観測をした末、男は嘆息した。
周囲に目を向けると、傷ついた兵たちが折り重なるように倒れ伏していた。
どう見ても、ソガノの兵のほうが多く残っている。
さすがに人数の差は歴然としており、ミチハ側の敗色が濃厚だった。
(………諦めるしかないな)
男は諦めたように肩を落とし、タツノに向き合った。
「………タツノ様。
これ以上の争いは、お互いにとって無益でしょう。
犠牲者が増えるだけだ。
我々が退きます。
どうかご容赦を………」
ソガノ家がこの少女を手元に置くとなればーーー居所が知れている分、今迄よりは手に入れる機会も増えるはずだ)
多少楽観的に過ぎる希望的観測をした末、男は嘆息した。
周囲に目を向けると、傷ついた兵たちが折り重なるように倒れ伏していた。
どう見ても、ソガノの兵のほうが多く残っている。
さすがに人数の差は歴然としており、ミチハ側の敗色が濃厚だった。
(………諦めるしかないな)
男は諦めたように肩を落とし、タツノに向き合った。
「………タツノ様。
これ以上の争いは、お互いにとって無益でしょう。
犠牲者が増えるだけだ。
我々が退きます。
どうかご容赦を………」



