「………もう、いやだよ………」
チキュの大きな瞳が、じわりと潤む。
「………ウチューのそんな姿、見たくないよ………。
二人が傷つけられるの、オレ、見たくない………。
もういいよーーー」
セカイが小さく呻き、傷ついた上半身を起こそうともがく。
その動きに合わせて、セカイの身体からさらに血が噴き出した。
血塗れになったセカイとウチューを見ながら、チキュは静かに涙を流す。
頬を染めたセカイの深紅の血と、透明の涙が、混じり合って伝う。
そして、一度俯いた後、毅然と顔を上げた。
古傷の男に、無感情な目を向ける。
「ーーーオレが、黙ってあんたについていけばいいんだろ?」
男はにんまりと笑った。
「………そうだよ。
話が早くて助かる。
我々は、あなたを連れ帰るまでは、国に戻れないのだ」
チキュが男に向かってふらりと歩き出した。
チキュの大きな瞳が、じわりと潤む。
「………ウチューのそんな姿、見たくないよ………。
二人が傷つけられるの、オレ、見たくない………。
もういいよーーー」
セカイが小さく呻き、傷ついた上半身を起こそうともがく。
その動きに合わせて、セカイの身体からさらに血が噴き出した。
血塗れになったセカイとウチューを見ながら、チキュは静かに涙を流す。
頬を染めたセカイの深紅の血と、透明の涙が、混じり合って伝う。
そして、一度俯いた後、毅然と顔を上げた。
古傷の男に、無感情な目を向ける。
「ーーーオレが、黙ってあんたについていけばいいんだろ?」
男はにんまりと笑った。
「………そうだよ。
話が早くて助かる。
我々は、あなたを連れ帰るまでは、国に戻れないのだ」
チキュが男に向かってふらりと歩き出した。



