天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

そこからは、何がどうなったのか、チキュには全く分からなかった。




初めは三人を甘く見ていた男たちだったが、一度痛い目を見ると、さすがに訓練された兵士らしく、機敏な攻撃をしかけてきた。




ウチューは同時に三人以上を相手にしながら、二本の剣を巧みに扱って、息つく間もない応酬を繰り広げている。


近づく敵を見るまでもなく、そのの気配に反応して斬り、突き、すでに五人の男が地に伏していた。




しかし闘い慣れのしていないセカイとチキュは、襲ってくる剣や槍に対して、がむしゃらに剣を振り回すしかない。



容赦のない剣戟に圧され、じりじりと後退していく。




ウチューはそれを横眼に見ながら、二人の動きに合わせて敵と撃ち合う場所を変えていった。