しかし怯えかけた心を奮い立たせて、気丈にも反論する。
「…………投降ってなんだよ!
オレは何も悪いことなんかしてないし、負けたつもりなんかないぞ!」
セカイが慌てて「しっ!」とチキュの口を塞いだ。
「チキュは何も言わないでいいから」
と柔らかい声音で諭した。
チキュは「………へーい」と残念そうに頷いた。
古傷の男がさらに一歩近づいてくる。
ウチューはそれに合わせて後退り、両腕を拡げて、自分の長身に二人を隠した。
そうしながら、小声でセカイに訊ねる。
「………この男が、この前チキュを連れて行こうとした奴か?」
セカイは小さく首を横に振った。
「違う。この前の男は、もっと若くて品があった」
「そうか………」
チキュは言いつけを守って、押し黙っている。
「…………投降ってなんだよ!
オレは何も悪いことなんかしてないし、負けたつもりなんかないぞ!」
セカイが慌てて「しっ!」とチキュの口を塞いだ。
「チキュは何も言わないでいいから」
と柔らかい声音で諭した。
チキュは「………へーい」と残念そうに頷いた。
古傷の男がさらに一歩近づいてくる。
ウチューはそれに合わせて後退り、両腕を拡げて、自分の長身に二人を隠した。
そうしながら、小声でセカイに訊ねる。
「………この男が、この前チキュを連れて行こうとした奴か?」
セカイは小さく首を横に振った。
「違う。この前の男は、もっと若くて品があった」
「そうか………」
チキュは言いつけを守って、押し黙っている。



