「大丈夫か、セカイ。
風邪でも引いたんじゃないか?」
ウチューも心配気に声をかけてきたが、セカイはふるふると首を振った。
「………違うよ。
風邪とかじゃないんだ。
………空気が、不安がってるーーー」
「空気が不安がってる………?」
チキュは眉間に皺を寄せてしばらく考えていたが、諦めたように肩を竦めた。
ウチューにもチキュにも理解はしてもらえなかったが、セカイにとって、その胸騒ぎは無視しようもなかった。
(ーーー何かが起こる。いや、もう始まってる………)
それはセカイにとって、心底から望ましくないことだ。
(………逃れることはできないのかな)
今、自分たち三人が必死で振り払おうとしているもの。
それは、すぐ近くまで迫って来ているのだと、セカイは確信していた。
(………少しでも、遠くへーーー)
宿命の流れに逆らおうと、激動の渦に巻き込まれまいと、セカイは歩みを速めた。
風邪でも引いたんじゃないか?」
ウチューも心配気に声をかけてきたが、セカイはふるふると首を振った。
「………違うよ。
風邪とかじゃないんだ。
………空気が、不安がってるーーー」
「空気が不安がってる………?」
チキュは眉間に皺を寄せてしばらく考えていたが、諦めたように肩を竦めた。
ウチューにもチキュにも理解はしてもらえなかったが、セカイにとって、その胸騒ぎは無視しようもなかった。
(ーーー何かが起こる。いや、もう始まってる………)
それはセカイにとって、心底から望ましくないことだ。
(………逃れることはできないのかな)
今、自分たち三人が必死で振り払おうとしているもの。
それは、すぐ近くまで迫って来ているのだと、セカイは確信していた。
(………少しでも、遠くへーーー)
宿命の流れに逆らおうと、激動の渦に巻き込まれまいと、セカイは歩みを速めた。



