言い出したら聞かないチキュの性格を身に沁みて知っているセカイは、はぁぁ、と溜息を吐いた。
「仕方ないなぁ………」
チキュが嬉し気に「やった!!」と笑顔を零す。
よく考えたら、他人に胸を強制的に触らせて、しかも喜んでいるという異常事態なのだが。
しかし勿論チキュには悪気も何もない。
一欠片の屈託もなく、にこにこ笑いながら胸を張って待っている。
セカイは僅かに眉を下げ、どことなく戸惑いの表情を浮かべながら、ゆっくりとチキュの胸元に手を伸ばした。
セカイの長い睫毛が色白の頬に落とす影を、深い葡萄色の瞳を、チキュはじっと見つめた。
チキュの胸に、優しく掌で触れる。
確かめるように、ぎこちなく動かす。
しばらくそうしていたが、やがてそっと手を離した。
「仕方ないなぁ………」
チキュが嬉し気に「やった!!」と笑顔を零す。
よく考えたら、他人に胸を強制的に触らせて、しかも喜んでいるという異常事態なのだが。
しかし勿論チキュには悪気も何もない。
一欠片の屈託もなく、にこにこ笑いながら胸を張って待っている。
セカイは僅かに眉を下げ、どことなく戸惑いの表情を浮かべながら、ゆっくりとチキュの胸元に手を伸ばした。
セカイの長い睫毛が色白の頬に落とす影を、深い葡萄色の瞳を、チキュはじっと見つめた。
チキュの胸に、優しく掌で触れる。
確かめるように、ぎこちなく動かす。
しばらくそうしていたが、やがてそっと手を離した。



