天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

「いや、むしろ、………なんでオレ、女なんだろ?

そんな感覚、ないんだけど。


………オレ、ほんとに女なの?

女って、どういうこと?

男と何が違うんだ?


うーん、なんだか訳が分からなくなってきちゃったよ………」





言いながら、チキュの頭の中はどんどん混乱してきた。




セカイが唐突にチキュの頬を抓る。



そして、抓りながら言った。




「………チキュ、もう考えるのやめなよ。


考えても答えは出ないし、そもそもチキュは考えるのに向いてないんだから」




「……それ、慰めてるつもり?


どう考えても馬鹿にされてるように聞こえてしまうんですが」




「うん。どっちかというと馬鹿にしてる方かな」




「なんだと〜!!

お前、オレのことバカにしてるだろ!!」




「うん。だから、どっちかというと馬鹿にしてる方だって言ったじゃない」




「うっ、そういう意味じゃなくって!!」