天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

ウチューは手早く支度をして、戸口に向かった。




「じゃ、行ってくるな。


ああ、済まないけど、チキュを起こして出発の準備させといてくれ。

すぐに出られるように。


ほっといたらあいつ、またいつまでも寝てるだろうから」




熟睡してぴくりとも動かないチキュを指差しながら言った。




「ん、そうだね。起こしとくよ。


ウチュー、気をつけてね」




「ああ、お前たちもな」





チキュは幸せそうにむにゃむにゃ寝言を言っている。