天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

ウチューは着替えを済ませるとセカイの横に立った。




煙草に火を点け、煙を燻らせ窓の外を眺めながら言う。





「とりあえず、やっぱり出発はしたい。

雨対策を整えて早く出よう。


お前たち、雨着は使える状態か?」





セカイが天井を仰ぎながら考える。




「………うーんと、僕のは大丈夫。

チキュもまだ使えるってこの前言ってたけど」




「靴はどうだ?」




「うん、問題ないよ。

チキュのは何も聞いてないけど、まだ買ったばっかりだし、大丈夫じゃない?」





セカイの答えを聞き、ウチューは頷いた。





「俺のはもう古いから、心配だ。

念のために新しいのを探してくるよ。

ちょっとここで待っとけ」



「うん、わかった」