「………ずっと気になっていたんです。
貴方が飽きもせずに十数年間捜し続けている『エーテル』とは、一体何者なのか」
ムラノは嘆息し、小生意気な息子を黙ったまま険しく見返す。
「なぜそれを手に入れなければならないのか」
かつりと爪先を鳴らし、タツノは歩き出した。
「………教えてください。
それの居場所、というのはどこですか?」
むろんムラノは無言を通した。
「………と、訊ねたいところですが、きっと口は割りませんね。
………仕方ない。
俺なりに、勝手にやらせていただきますよ………」
そう吐いて、タツノは扉の向こうに黙って控えていた女官を一瞥してから、部屋を出て行った。
貴方が飽きもせずに十数年間捜し続けている『エーテル』とは、一体何者なのか」
ムラノは嘆息し、小生意気な息子を黙ったまま険しく見返す。
「なぜそれを手に入れなければならないのか」
かつりと爪先を鳴らし、タツノは歩き出した。
「………教えてください。
それの居場所、というのはどこですか?」
むろんムラノは無言を通した。
「………と、訊ねたいところですが、きっと口は割りませんね。
………仕方ない。
俺なりに、勝手にやらせていただきますよ………」
そう吐いて、タツノは扉の向こうに黙って控えていた女官を一瞥してから、部屋を出て行った。



