天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

クオンは、ゆっくりと瞼を下ろした。







込み上げてくる愛しさと共に、クオンの胸に溢れる言葉にならない想い。




その感情にどのような名を付ければよいのか、クオンには分からない。









だから、行動で示した。






ミカゲの足下に恭しく跪く。


深く首を垂れてから、ゆっくりと頭を上げる。


頼りなげな白い手をそっと取る。





その薄い手の甲に、クオンは静かに接吻を落とした。