天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

ミカゲは調子が良いらしく、寝台に上半身を起こし、大きな枕に腰を埋めていた。




嬉しそうに笑って見ていたが、すぐにクオンの呼吸が荒いのに気づき、首を傾げる。





「………いったいどうしたの? クオン。

そんなに息を切らして………。


それに、顔も赤いわ。

どうしたの、大丈夫?」





ミカゲが心配そうに言う。





クオンは戸口で足を止め、肩で息をしながらただ佇んでいた。





ミカゲはゆっくりとした動きで寝台から降り立ち、クオンの前まで歩み寄った。