天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

(ーーーミカゲに会いたい………)




クオンの胸に、突き上げるような思いが去来した。





(ミカゲに会いたい)




それは、クオン自身も驚くほど突然の感情だった。






(ミカゲに会いに行こう)





矢も盾もたまらず、クオンは謁見の間から飛び出した。





ミカゲの居室へと走る。






戸口で声も掛けずに、礼を失して中へ飛び込んだ。









「………あら。クオン」






光り輝くようなミカゲの笑顔が、クオンを出迎えた。