「それで、どんな御用件でしょうか」
クオンが性急に訊ねる。
今はミカゲのために、少しでも時間を節約したいのだ。
「なにかお急ぎのようですな」
ミチハは姿勢を正してクオンと向き直る。
「それでは、単刀直入に申しましょう」
ミチハの双眸が鈍く光って、クオンの無表情な顔をじっとりと見る。
「………先日、ソガノ家の参議ムラノ殿が、皇太子殿下と直に接触したという情報を入手したのですが………」
端整なクオンの眉尻が、ぴくりと動く。
しかし何も答えなかった。
クオンの反応を窺いながら、ミチハが言葉を続ける。
「………その時のムラノ参議の啓上の内容は、如何なものであったか、お聞かせ願えないでしょうか」
クオンが性急に訊ねる。
今はミカゲのために、少しでも時間を節約したいのだ。
「なにかお急ぎのようですな」
ミチハは姿勢を正してクオンと向き直る。
「それでは、単刀直入に申しましょう」
ミチハの双眸が鈍く光って、クオンの無表情な顔をじっとりと見る。
「………先日、ソガノ家の参議ムラノ殿が、皇太子殿下と直に接触したという情報を入手したのですが………」
端整なクオンの眉尻が、ぴくりと動く。
しかし何も答えなかった。
クオンの反応を窺いながら、ミチハが言葉を続ける。
「………その時のムラノ参議の啓上の内容は、如何なものであったか、お聞かせ願えないでしょうか」



