天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

ミカゲがゆっくりと瞼を下ろす。




このまま眠ってくれるのかと思っていたら、しばらくすると再び目を開いた。



そのまま、じっとクオンの端整な顔を見つめている。






「………どうした?


眠れないのか」




クオンが訊ねると、「ううん」と小さく首を横に振る。




無言のまましばらく視線を絡めてから、ミカゲが熱に渇いた唇を開いた。





「………ねぇ、クオン。


私たち、ずっと一緒にいられるわよね?」





思いも掛けない言葉を聞かされ、クオンは一瞬動きが止まってしまった。






「………どういう意味だ?」





ミカゲは視線を天井に移し、「そのままの意味よ」と呟いた。




「…………ずっと一緒に、決まっているだろう?


だって、結婚するんだから」




「そうよね………そうに決まっているわよね………」





聞き取れないほど微かな声で、ミカゲは呟く。