クオンは公務を慌ただしく終えると、ミカゲの部屋へ向かった。
扉の前に立ち、手の甲で軽く叩く。
すぐに、隣の間に控えていたらしいミカゲ付きの女官が顔を出した。
「まぁ、時宮さま。
光宮さまに会いにいらっしゃったんですか。
お忙しいでしょうに、相変わらずお優しいですわね」
クオンたちの物心がついた頃からずっと仕えている、皇家の侍女のソメコである。
打ち解けた様子でクオンを招き入れた。
「ミカゲの具合はどうだ」
部屋の中に足を踏み入れながら、クオンが小声で訊ねる。
「………ええ、やはりお熱が高くて。
お薬をお飲ませしたんですけど、まだ下がりませんの」
「そうか………」
「お熱のせいで、なかなかお眠りにもなれないようです」
クオンは小さく頷き、寝台へと足を向ける。
ソメコは軽く頭を下げて、気を利かせて扉の外へ退出した。
扉の前に立ち、手の甲で軽く叩く。
すぐに、隣の間に控えていたらしいミカゲ付きの女官が顔を出した。
「まぁ、時宮さま。
光宮さまに会いにいらっしゃったんですか。
お忙しいでしょうに、相変わらずお優しいですわね」
クオンたちの物心がついた頃からずっと仕えている、皇家の侍女のソメコである。
打ち解けた様子でクオンを招き入れた。
「ミカゲの具合はどうだ」
部屋の中に足を踏み入れながら、クオンが小声で訊ねる。
「………ええ、やはりお熱が高くて。
お薬をお飲ませしたんですけど、まだ下がりませんの」
「そうか………」
「お熱のせいで、なかなかお眠りにもなれないようです」
クオンは小さく頷き、寝台へと足を向ける。
ソメコは軽く頭を下げて、気を利かせて扉の外へ退出した。



