天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether









………身体中が、燃えるようだ。




痛みはなく、ただーーー熱い。




熱くて、熱くて、たまらない。






どんなに力を込めても、身体のどの部位も微動だにしない。




胸に真綿でも詰められたように、息苦しかった。





呼吸するたびに、咽喉が無機質な音を立てる。



自分の呼吸音を、うるさいと感じる。





あぁ、苦しい……。