チキュは、片手でさり気なく首飾りの位置を軽く直しながら、少々警戒して尋ねた。
「………なんで。
そんなこと聞くんすか?」
セカイも、思わず長衣の袖に隠れた腕に手を当てた。
男は注意深く二人の様子を窺っている。
「………いえ。
ちょっと気になって聞いただけなんです。
………あの、お二人とも、男性ですよね」
またもや脈絡のないことを尋ねられて、セカイが眉根を寄せた。
「………ねぇ」
声を低くして、訊ねる。
「………さっきから、なぁに?
あなた、なんで、そんなこと聞くの。
見て分かるでしょ?
僕たちは二人とも男だよ」
チキュも同意するように小さく呻いた。
「えぇ、そうですよね。
すみません、訳の分からないことを聞いてしまって………。
ちょっと人探しをしておりましてね。
お時間とらせて、すみませんでした」
黒づくめの男は軽く会釈をし、踵を返して立ち去って行った。
「………なんで。
そんなこと聞くんすか?」
セカイも、思わず長衣の袖に隠れた腕に手を当てた。
男は注意深く二人の様子を窺っている。
「………いえ。
ちょっと気になって聞いただけなんです。
………あの、お二人とも、男性ですよね」
またもや脈絡のないことを尋ねられて、セカイが眉根を寄せた。
「………ねぇ」
声を低くして、訊ねる。
「………さっきから、なぁに?
あなた、なんで、そんなこと聞くの。
見て分かるでしょ?
僕たちは二人とも男だよ」
チキュも同意するように小さく呻いた。
「えぇ、そうですよね。
すみません、訳の分からないことを聞いてしまって………。
ちょっと人探しをしておりましてね。
お時間とらせて、すみませんでした」
黒づくめの男は軽く会釈をし、踵を返して立ち去って行った。



