ずぶ濡れのまま、二人はのんびり歩いた。
温かい風が時おり吹き、湿った服を乾かしてくれる。
セカイの髪が風にふわふわと揺れ、チキュの頬を掠った。
チキュの髪もさらさらと靡く。
「なんか、こうやってのんびり二人で歩くの、久しぶりだなぁ」
チキュが空を見上げて言う。
河の方に顔を向け、さざめき光る水面を見ていたセカイも、こくりと頷いた。
チキュは唐突にセカイの手を握り、ぷらぷらと振った。
「………なぁに、急に」
セカイが少し微笑んで言う。
「別になんでもないけどさ。
久々に手、繋ぎたくなって」
チキュは照れ臭そうにそっぽを向いた。
「懐かしいね。
小さい頃は、いっつも手繋いで歩いてた」
セカイはちょっと目を細める。
「そうだなぁ。
そうだったな。
………なんか、幸せだなぁ。
ずっとこんな風だったら、いいな」
何気なく祈るように、チキュが呟く。
「きっと、ずっとそうだよ」
セカイも、ゆっくりと顔を仰向け、抜けるように青い空へ、祈るように呟いた。
温かい風が時おり吹き、湿った服を乾かしてくれる。
セカイの髪が風にふわふわと揺れ、チキュの頬を掠った。
チキュの髪もさらさらと靡く。
「なんか、こうやってのんびり二人で歩くの、久しぶりだなぁ」
チキュが空を見上げて言う。
河の方に顔を向け、さざめき光る水面を見ていたセカイも、こくりと頷いた。
チキュは唐突にセカイの手を握り、ぷらぷらと振った。
「………なぁに、急に」
セカイが少し微笑んで言う。
「別になんでもないけどさ。
久々に手、繋ぎたくなって」
チキュは照れ臭そうにそっぽを向いた。
「懐かしいね。
小さい頃は、いっつも手繋いで歩いてた」
セカイはちょっと目を細める。
「そうだなぁ。
そうだったな。
………なんか、幸せだなぁ。
ずっとこんな風だったら、いいな」
何気なく祈るように、チキュが呟く。
「きっと、ずっとそうだよ」
セカイも、ゆっくりと顔を仰向け、抜けるように青い空へ、祈るように呟いた。



