天と地の叙事詩Ⅰ Epic of the Ether

「………っわ〜〜っ! !」




ウチューの情けない声が響き渡る。




「バカやろっ、なに考えてんだぁ〜〜〜っ!!


………っのアホ! 飛び込みやがった!」




「…………」




「…………」




その他一同は、呆れ返って水面を見つめていた。




ウチューが慌てて引き揚げようとしたが、チキュはそのまま岸に向かって泳ぎ出してしまった。



「こらーっ! 戻ってこい! アホ!」



「バカねぇ、岸に行ってどうするのよ。

家まで歩いて行くつもり?」



「おいおい、昼過ぎになるぞ」




しかしチキュは聞き耳持たずに、一直線に岸を目がけて泳ぎ続ける。




セカイは溜め息をついて、「僕が付いていく」と一言呟き、迷いなく飛び込んだ。




「あぁあぁあぁ………ほんとにもう、あいつらは………」




ウチューは呆れ返って、諦めモードだ。



「セカイさーん! あたしも連れてって!」



とニコが飛び込みかけたが、トーキ爺に首根っこを掴まれて、事無きを得た。