「分からなくてもいいんだよ。
でも、とにかく、『本当の名前』なんて気にしなくていいんだ。
そんなの、親が自分の子どもを他の人間と区別して呼ぶために付けただけなんだから。
大事なのは、その人間が確かに実在してるってことだけだよ」
「………うん」
チキュがこくりと頷いた。
「なんか、言いたいことは分かる気がする。
つまり、ウチューはウチューでありギンガである、ってことだな!」
チキュは、これ以上難しい話は続けたくないのか、適当に結論を述べた。
そして、それまで微妙な表情で二人のやりとりを見つめていたウチューに目を向ける。
「いいなぁ、ウチューは二つも名前があるなんて。
オレももう一つ名前があったら格好いいのになぁ。
ちょっと作ってみようかなぁ」
チキュがなんだか訳の分からないことを言い出した。
しかし、これ以上名前のことを詮索されずに済むのならと、ウチューも「おっ、いい案だな。俺も一緒に考えてやる」などと適当に話を合わせている。
手近な紙にもう一つの名前候補のリストを挙げるのに、チキュが熱中しはじめたので、ウチューはセカイに目配せし、唇の動きだけで「助かった、ありがとう」と伝えた。
セカイは小さく微笑んで、それに応えた。
でも、とにかく、『本当の名前』なんて気にしなくていいんだ。
そんなの、親が自分の子どもを他の人間と区別して呼ぶために付けただけなんだから。
大事なのは、その人間が確かに実在してるってことだけだよ」
「………うん」
チキュがこくりと頷いた。
「なんか、言いたいことは分かる気がする。
つまり、ウチューはウチューでありギンガである、ってことだな!」
チキュは、これ以上難しい話は続けたくないのか、適当に結論を述べた。
そして、それまで微妙な表情で二人のやりとりを見つめていたウチューに目を向ける。
「いいなぁ、ウチューは二つも名前があるなんて。
オレももう一つ名前があったら格好いいのになぁ。
ちょっと作ってみようかなぁ」
チキュがなんだか訳の分からないことを言い出した。
しかし、これ以上名前のことを詮索されずに済むのならと、ウチューも「おっ、いい案だな。俺も一緒に考えてやる」などと適当に話を合わせている。
手近な紙にもう一つの名前候補のリストを挙げるのに、チキュが熱中しはじめたので、ウチューはセカイに目配せし、唇の動きだけで「助かった、ありがとう」と伝えた。
セカイは小さく微笑んで、それに応えた。



